磯貝シェル株式会社

企業記事

日本の製造業の根幹を支える「鋳物」の品質は、内部構造を形成する「中子(なかご)」の精度にかかっています。

愛知県碧南市に拠点を置く磯貝シェル株式会社は、半世紀以上にわたり、高精度な中子を製造する「シェルモールド製法」のスペシャリストとして、自動車部品や工作機械部品の発展に貢献してきました。

同社が受け継ぐ高度な技術は、日本の産業の進化と共に歩んできた実績があります。

本記事では、磯貝シェル株式会社の揺るぎない品質へのこだわりと、「心の通うものづくり」の理念、そして「共歓する未来へ」と題した新しい挑戦の歩みを紹介します。

シェルモールド製法とは?高精度な複雑形状を実現する技術

磯貝シェルが採用するシェルモールド製法は、その名の通り「貝殻(シェル)」のように薄く、精密さが要求される製法です。

この技術の鍵となるのは、粘結剤を混ぜた鋳物砂を高温に熱した金型にかけ、熱硬化させて貝殻状の鋳型を形成する点にあります。

この技術の最大の強みは、従来の鋳造法では困難だった複雑な内部構造や極めて高い寸法精度を実現できる点にあります。

この鋳型を使って製造される中子は、自動車のエンジン内部の微細な流路や、精密な動作が求められる工作機械の油圧部品など、高い機能性が要求される部品に不可欠です。

磯貝シェルは、この繊細な技術を熟練の技と最新の知見で磨き上げ、日本のものづくりを根底から支え続けています。

日本の基幹産業を支える「中子(なかご)」製造への揺るぎないこだわり

鋳造工程において中子は、完成後の部品に空洞や複雑な穴を開ける役割を担う、極めて重要な存在です。

そのため、鋳物において製品の品質は中子の精度に直結すると言えます。

磯貝シェルは「安全で精度の高い中子を製造すること」を企業理念とし、半世紀にわたりこの理念を徹底してきました。

長年の実績に裏打ちされた中子成形技術は、素材の選定から製造プロセスに至るまで、厳格な品質管理体制によって支えられています。特に、ミクロン単位の精度と安定供給が求められる自動車産業などの基幹産業のニーズに応え続けている事実は、同社の技術力と信頼性の高さを証明しています。

品質を最優先するプロフェッショナルな姿勢こそが、同社の強みであり、顧客との強固な信頼関係を築く礎となっています。

「心の通うものづくり」で実現する品質と技術の継承

同社が掲げる「心の通うものづくり」というコンセプトは、単に高い技術力を持つだけでなく、顧客のニーズや製品への深い理解と情熱が込められています。

シェルモールド製法は、温度、湿度、砂の配合比率といった微妙な条件変化が品質に直結するため、高度に自動化されたプロセスに加え、熟練の技術者によるきめ細やかな調整が不可欠です。

磯貝シェルでは、こうした伝統的な中子成形技術を大切に継承しつつ、より安定した製品を供給するために新しい設備も積極的に導入しています。

人の持つノウハウという職人技と、最新技術の最適な「融合」を図ることで、常に安定した高品質の中子を日々生み出しています。

確かな技術力と真摯なものづくりへの姿勢が、同社の高い製品の品質を担保し、顧客との長期的な信頼関係を実現しているのです。

共歓する未来へ:新分野を見据えた飽くなき挑戦

磯貝シェル株式会社は、既存の産業への貢献を続けながらも、「Creating the Future」を掲げ、未来を見据えた新しいものづくりへの挑戦を始めています。

同社の挑戦は、単なる事業拡大ではなく、「安全と精度」という核心的な理念を新しい領域でも展開し、未来の社会的な課題解決に貢献しようという強い意志の表れです。

既存の枠にとらわれない柔軟な発想で、技術的な革新を続ける愛知県碧南市発のこの飽くなき挑戦は、日本のものづくり全体のイノベーションを牽引するものとして期待されています。

磯貝シェル株式会社 会社概要

・所在地: 愛知県碧南市福清水町4丁目63番地

・代表者: 磯貝 和宣

・創業: 1965年(昭和40年)

・創立: 1990年(平成2年)
磯貝シェル株式会社に社名変更

・事業内容: 中子製造

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